芸術監督 紹介

<演劇の力>

21世紀、劇場は教会の役割をするだろうと予言した人がいます。

情報とめまぐるしく変化する社会の流れの中、置いてきぼりにされている「心」を調整してくれる場所がそこだからというのです。

確かに、日々の忙しい生活の中で、いま自分がどう感じているのか静かに耳をすますという機会はありません。

劇場は作家が書いた演劇空間の中で生きる俳優を目撃する場。

真実の行なわれている演劇では、観客は俳優が見、聴き、感じている事を想像する事が出来ます。

それは混沌とした日常の中では感じる事が出来ない、自分の中で眠っている「感情」を解き放つキッカケを与えてくれます。

演劇を通じて心を調整し、より良いエネルギーを生み出す場、それが劇場だと私達は思っています。 チェーホフも言っています。

「真実だけが人を治療でき、癒すことができる」と。

レオニード・アニシモフ
(Леонид Иванович Анисимов)
 東京ノーヴイ・レパートリーシアター 芸術監督・演出家

<プロフィール>
レオニード・アニシモフ
Leonid Anisimov 


演出家、ロシア功労芸術家、芸術学教授
認定NPO法人東京ノーヴイ・レパートリーシアター芸術監督
東京インターナショナル・スタニスラフスキー・アカデミー校長
全ロシアピョートル大帝科学芸術アカデミー会員

シチューキン演劇大学大学院(モスクワ)演出科卒業。

ウラジオストク室内ドラマ芸術劇場監督として活躍。
1993年、同劇場のモスクワ芸術座公演「どん底で」で大成功をおさめ、その演出に対しロシア功労芸術家の称号を与えられる。
同年、日本に招聘され「夢、クレムリンであなたと」(木山事務所:岡田真澄、春風ひとみ主演)の共同演出で、文化庁芸術祭優秀賞受賞。

ハリウッド、ニューヨークで30年以上活躍し、アクターズ・スタジオ終身会員である俳優・演出家マーク・ジェンキンスの要請により、彼が教授を務めるワシントン大学演劇学部プロ俳優養成プログラムにおいて大学院課程の客員教授を務める。またジェンキンスがシアトルで主催する劇団フリーホールドシアターラボにて、彼を主役とし、マージェリー・ネルソン、アンソニー・リーなどシアトル在住の名優をキャスティングして演出した「ワーニャ伯父さん」は「夜空に見えていない星までもが全て輝きだしたかのような最高の芝居!」(シアトルタイムズ紙)と絶賛される。ハリウッドや、ブロードウェイの俳優、演出家達を対象にしたスタニスラフスキー・システムの講義ワークショップをシアトル、ニューヨークなどで多数開催。
スタニスラフスキー・システムの研究者、演出家として、現在ヨーロッパ諸国、アメリカ、日本で活発な活動を続けている。


2000年より日本で継続的なスタニスラフスキー・システムのマスタークラスを指導を開始。

2004年に、日本で初めてのロシア式レパートリーシステムを取り入れた 東京ノーヴイ・レパートリーシアター設立。
芸術監督として舞台の上で「本当に生きる」ことのできる俳優、そして「生きた舞台」を創造する演出家の育成に力を入れると同時に、精力的に作品を発表。自身の演出作品は海外公演に招待されるなど芸術性の質の高さを認められている。またマスタークラスは演劇関係者だけでなく、あらゆる芸術家、医療関係者、ビジネス業界などクリエイティブな活動を志す方々にも求められている。

2005年9月より1年間ワシントン大学大学院の客演教授、その後ロシア・ウスリースク私立ドラマ劇場芸術監督を務める。

2007年、ロシア古典芸術普及の貢献に対し、ロシア正教会の教主アレクセイ2世の証書にて、セラフィーム・サロフスキーメダル第二級を授与される。