ロシア再訪! 2026. 5月_ 国際音楽フェスでの参加レポート!

今回の「ロシア再訪」では、前回(3月末~4月頭)のロシア公演(「源氏物語」「古事記」「陰陽師~鉄輪恋鬼輪舞」を上演)で、
我々のツアーに衣装デザイナーとして同行していた時広氏が、現地の特別プログラムで「青蓮(セイレン)」というマスクをつけたキャラクターで、素晴らしいパフォーマンスを披露しました。そのご縁で、今回改めての出演となりました。
私は、同じく前回の公演で披露した役の一部を「語り」という抜粋でやってほしいということでの出演です。
企画は、モスクワ国立音楽院のマルガーリタ・カラトゥイギナ先生です。
しかし出発前から、色々と想定外のことがあり、何かと気を揉むことが多かったのです…。

まず、4月の中旬に、今回の企画の責任者であるマルガーリタ先生から、ようやく公演のポスターと簡単なプログラム案が届きました。以下の内容です。
・共演者の時広氏は前回のパフォーマンスで共演したロシア人演奏者の方との再コラボ。
(ただし、この時点では曲目未定)。
・私は、同じく前回のロシア公演時にやった「古事記」と「陰陽師~鉄輪恋鬼輪舞」の一部を
ロシアのパフォーマーとコラボ、…とあります。
でも、どの場面をどんなふうにコラボで演るかは、現地で顔合わせしないと分からないとの話です。「う~ん、なるようにしかならないんだけど、ちゃんと成立するのかなぁ…」心の中でつぶやくも、今回は誰にも言えません。
次に、4月末になって、同行するはずだった通訳の上世が仕事の関係で遅れて参加することになってしまいました。
出国の際は、時広氏と私の二人だけです。
「空港での手続きとか、何事も無ければいいんだけど…。」
実は前回のロシア公演では入国手続き時に、メンバー2名が突然、何かの誤解で別室に連れていかれてしまい、しばらく戻ってこれなくなったトラブルがあったのです。
5月1日、パフォーマンス以外に、我々に何かレクチャーをやってほしいと依頼。
✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖
さらに出発の3日前、驚いたことに企画の責任者マルガーリタ先生がお怪我をされて入院してしまったとの連絡が来ました!
ここまで来ると腹をくくるしかありません。時広氏は「なんですと😳入院⁉️ やはり、2回目は色々と起きるのか。粛々と進んでいくしかないですね。」とLineでメッセージを送ってきました。
(結果的には、マルガーリタ先生は今回のプログラムには参加できず、先生の助手である音楽院の先生方が、私たちの滞在中のケアや、当日のプログラムの進行など頑張ってこなされていました。しかも彼女たちは、当日の自分たちの演奏もあるのです。今さらながら皆さん大変ったろうなと思います。本当に感謝しかありません。)
*********************
いよいよ出国です!
5月14日、朝8時40分、羽田空港発。途中、上海を経由してモスクワへ向かいます。
前回のロシア公演の時と同じ便だったので、勝手は分かっていました。
羽田から上海まで約2時間半のフライト。乗り換えて、モスクワまで約8時間のフライトです。やはりモスクワに着く頃には背中がガチガチに固まってしまいます。
〇時〇分、モスクワ、シェレメンチェヴォ空港に到着!
不安だったトラブルもほとんどなく、上海での乗り換えも、モスクワ空港での入国手続きも、あっけないくらい無事に終わりました。
そして空港に迎えに来てくれたのは、前回、時広氏と共演したアリーナさんでした!

ここで簡単にアリーナさんの紹介を入れましょう。
【プロフィールと画像挿入。】
音楽院が手配してくれた車でホテルに向かいます。ホテルも前回と同じ「キー・エレメント・ホテル」。
ここは少し小さめのホテルですが、音楽院から徒歩数分程度。
ホテルのスタッフの方たちも皆さん親切で優しい方たちばかりです。
ただ…、難点はエレベーターが無いこと!
特に私の部屋だけ3階で、そこまで重いスーツケースを運び上げるのは本当に大変でした!
ただ、とりあえず、無事にホテルに到着しました。
*********************
4月15日
10時から、音楽院のオフィスでロシア側のスタッフの方とミーティングです。
こちらは時広氏と私。ロシア側のスタッフは、アリーナさんと、(全体の進行担当と思われる)サーシャさん。
お二人は不在のカラトゥイギナ准教授の助手です。
ミーティングを行うオフィス(カラトゥイギナ准教授の執務室)には、世界中の様々な楽器が飾られています。
サーシャさんが、その中の馬頭琴を手に取って、短い演奏を披露してくれました!
この時点ではまだ上世がいないので、お互いカタコトの英語での打合せでした。
特に私は、英語がそれほど得意ではないので一苦労!
でも、逆に流暢に英語を話されると、多分、完全に会話についていけなくなったでしょう。
ただ、この時に分かったのは、私とコラボする予定の和太鼓のロシア人チームとの事前リハはなく、本番当日の開演前の1時間くらいのリハしか取れないとの内容でした。
正直もう、コラボなんて悠長なことは言ってられなくなりました!
打ち合わせ後、時広氏と別れた私は大急ぎで台本の再構成プランを考えなくてはならなくなりました。コラボありバージョンと、コラボなしバージョンです。



ダーシ・ナムダコフ氏のアトリエ訪問!
この日の午後、世界的に有名な彫刻家、ダーシさんのアトリエを訪問することになりました。
ほかにも〇〇・・・などを手掛けていて、●●・・・。
今回のアトリエ訪問の仲介の労を取ってくださったのは、前回のサンクトペテルブルク公演で通訳として参加いただいた加瀬〇〇さんです。彼女は以前からダーシ氏と親しくしていて、彼女の案内でアトリエにお邪魔することになりました。このアトリエ訪問が、今回の旅の一番のお土産でした。
-733x1024.png)

案内されて工房に入ると、1、2階をぶち抜いた、高い天井の作業場があり、高さ7~8メートルの巨大な彫像を製作中です。そして部屋のあちらこちらに2~30センチほどの大きさの人形などの造形が置かれています。
出迎えてくれたダーシさんは、黒髪の大柄な方で、飾ったところのない気さくな方でした。
